翌日はお酒の影響で、ふたりとも昼過ぎまでダラダラと寝ていた。
体調が完全にダメになっていたからだ。
しかし、その次の日には無事に回復し、バーンサレーのソンクラーンに出かけることにした。
これが俺にとって2024年最後のソンクラーン、すなわち水かけ祭りになる。
場所はこのあたり。
バーンサレーに到着すると、やはりすごい人の数。
車はほとんど進まない状態で、みんなが楽しそうに水を掛け合っていた。
前回バンセーンビーチに行ったときは、渋滞がひどすぎてビーチにたどり着く前に引き返したが、今回はなんとか到達したいと思っていた。
どデカいホースを使って放水してる人も。
ビーチ付近に近づくと、さらに人が増えていた。
タイにとって、この行事がいかに人気かを改めて実感する。
今回は、少しだけだが白人の姿も見かけた。
俺たちは6時間も水かけを続ける。
大人になってからこんなに水遊びをするなんて、以前は想像もしなかったことだ。
疲れ果てたところで、お腹が空いた俺たちは道端で売られていた弁当のようなものを買った。
米の上にチキンが少し乗っているだけのシンプルな弁当だが、サービスで割引してくれて、1つ40円ほどになった。
ありがたく思い、3つも買ってしまった。
バーンサレーのビーチにたどり着いたのは、すでに22時を過ぎていた。真っ暗で美しいビーチは見えなかったが、それでも満足感があった。
ソンクラーンはこれで終わり。やっぱり一番楽しかったのはウォーキングストリートだった。
車で移動しながら通行人に水を掛けるのも楽しいが、ウォーキングストリートでのはしゃぎっぷりが自分には合っていたようだ。
それでも、どちらもまたやりたいと思う。
続く
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